2017年04月18日
ネドラは頑固だっ

きなくてはならないんだ。予言は他の方法で対決が起きることを許さない。どっちの陣営も、ありえない
ことをしようと大変な努力を払ったんだ。ぼくたちは最初から気づいているべきだったんだよ。気づいていれば、こんなに大変な目にあわない口服 避孕 藥でもすんだだろう。ぼくの唯一のなぐさめは、ザン
ドラマスがぼくたち以上にむだな努力をしたということだな」
「それでもやっぱり死ぬのはわたしにちがいないわ」
「ばかばかしい」
「死ぬ前に赤ちゃんを抱きたいわ」セ・ネドラは悲しそうに言った。
「きみは死なないよ、セ・ネドラ」
彼女はガリオンの言うことに耳を貸さなかった。「あなたも気をつけてね、ガリオン」きっぱりと言った。「ちゃんと食べて、冬にはあたたかくしてるのよ。わたしたちの息子にわたしを忘れ
させるようなことはしないで」
「セ・ネドラ、いいかげんにしないか」
「最後にひとつだけ、ガリオン」均衡飲食セ・ネドラはかまわずつづけた。「わたしが死んでしばらくしたら、また結婚してほしいの。この三千年間、ベルガラスがやってたみたいなまねはおこと口服 避孕 藥
わりよ」
「あたりまえじゃないか。第一、きみにはなにも起きないよ」
「いまにわかるわ。約束して、ガリオン。あなたはひとりでいちゃだめなの、だれか世話をしてくれる人が必要なのよ」
「そろそろ終わり?」そう言ったのはポレドラだった。彼女は前檣《ぜんしょう》の陰からなにげないようすで出てきた。「とてもかわ均衡飲食いいし、なんともメランコリックだけれど、すこし大げさ
すぎやしないかしら? ガリオンの言うとおりよ、セ・ネドラ。あなたにはなにも起きないわ、だからその高潔な精神はたたんでどこかの引きだしにでもしまったらどうなの?」
「わたしにはわかってるんです、ポレドラ」セ・た。
「あさっての朝、目をさまして自分が五体健全であることに気づいてもあまりがっかりしないことね」
「じゃ、だれなんですの?」
「わたしよ」ポレドラはあっさりと言った。「三千年も前から知っていたことなの。だからそれに慣れる時間はたっぷりあったわ。すくなくとも、永遠の別れをする前に、愛する人たちと一緒に
過ごす日を持てたんですもの。セ・ネドラ、風抗衰老護膚品がとても冷たいわ。風邪をひかないうちに下へおりましょう」
「ポルおばさんそっくりね」有無を言わさぬポレドラのあとから、下の甲板へおりていきながら、セ・ネドラは肩ごしに言った。
「当然だよ」ガリオンは言いかえした。
「はじまったようだな」シルクがそう遠くないところから言った。